2020年大学入試改革情報

新テスト①  大学入試が変わります

こんにちは!

トライプラス鎌取駅前校高等部の青木です。

今回から3回の記事で、センター試験に替わる新テストについて書きたいと思います。

2018年11月、全国で新テストの試行調査が実施されました。その内容を踏まえ、今回の記事では、高大接続改革と新テストの概要についてまとめています。

高校1年生は必見です!

新テストの科目別の内容については、次回の記事をお楽しみに!

高大接続改革、新テストとは

高大接続

2020年に高大接続改革が予定されています。高大接続とは、高校と大学の接続のことで、センター試験や一般入試やAO入試など、一連の大学入試制度のことです。

現行の入試制度

現行の入試制度を簡単にご説明します。

<一般入試> 試験を受けて、その点数で合否が決まる入試

・国公立大学の場合:センター試験(1月中旬)と、各大学の個別試験(=2次試験、2月下旬)の合計点

・私立大学の場合:各大学の個別試験

<指定校推薦入試> 大学が高校を指定して推薦枠を設ける入試。学校の評定を元に決定される。

<公募推薦入試> 学校の評定を基準として、クリアした人だけが受験できる入試。

<AO入試> 大学の特色との適性をアピールする入試。小論文や面接などが主な試験だが、レベルが高い大学では、学力試験も行う。

現行の入試制度

グローバル社会、ICTの発達と能力

現在、日本では急速にグローバル化が進んでいます。インターネットやIT器機の発達により、世界中の人とコミュニケーションが取れる世の中になりました。これまでは、日本の企業に就職し、ずっと日本で過ごすのであれば、英語ができなくてもあまり困らない世の中でしたが、今後はどうか分かりません。2020年に開催される東京オリンピックを始めとし、将来的には多くの外国人が日本に来ることや、多くの日本人が外国に行くことが予想されています。コミュニケーションの手段としての英語が必要になる、ということです。

また、ICT(情報通信技術)の発達も目覚ましく進んでいます。AI(人工知能)の発達により、車の自動運転や、より効率のいい生産が期待されています。現在ある仕事のうち、半数の仕事がAIに取って代わられるという予測もあります。

今後は、グローバル社会で国際的に活躍し、AIに指示を出せる人材が求められるようになってくるということです。

学力の3要素

そのような社会で活躍できる人になるためには、学力は必要不可欠ですが、文部科学省が定めている「学力」とは、3つの要素があります。

①知識・技能

②思考力・判断力・表現力

③主体性をもって、多様な人々と協働して学ぶ態度

以上の3つです。

思考力・判断力・表現力

学力の3要素の中で、学校や塾で注目されているものが、2番目の「思考力」「判断力」「表現力」です。これまでの学校教育や、塾や予備校の授業では、1番目の「知識・技能」が重視されてきました。皆さんも、膨大な量のドリルをやったり、細かい知識をたくさん覚えたり、入試で使えるテクニックを練習したりしてきたと思います。

基礎学力を付ける、という意味では、それらのことは決して間違っていることではありません。しかし、これから社会で求められる能力は、「知識・技能」とは別の能力です。

社会人として取り組む仕事には、これまでの学校で習ってきたような「答え」は存在しません。明確な「答え」のない問題に対して取り組んでいくことになります。そしてその傾向は、グローバル化やICTの発達によって、これまでより顕著なものになっています。

そして社会生活の中では、自らの行動を主体的に考え、状況を分析する、といった「思考力」、その思考の効果性や実現性、可能性を考える「判断力」、それらを適切に他者へ伝える「表現力」が重要なのです。

現行の入試制度の問題点① 表現力が測定できない

現行の入試制度には、いくつか問題点が指摘されています。1つ目が、知識偏重で、「表現力」を問うものではない、ということです。

文部科学省が定める「思考力」「判断力」「表現力」のうち、「思考力」と「判断力」は頭の中のことなので、他人からは測定できません。思考・判断した内容を文章として「表現」することにより、他人が測定できるのです。そうすると、「思考力」「判断力」「表現力」を測定するためには、マーク式の解答方式ではなく、記述式の解答方式が適しているということになります。

センター試験を始めとして、大学入試はマークシート式の問題が多くあります。国立大学の2次試験や、レベルの高い私立大学では、記述式が導入されていますが、多くの大学ではマークシート式です。センター試験は、ほとんどの受験生が受ける試験ですから、センター試験に替わる「大学入学共通テスト」で記述式問題を扱えば、多くの受験生が記述式を受ける、ということになります。

現行の入試制度の問題点② 英語が2技能

グローバル化の中で、表現力の他に求められる力が英語の4技能です。英語の4技能とは、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4つのことです。このうち、センター試験では、「読む」「聞く」の2技能しか測定されていません。国立大学やレベルが高い私立大学では、英作文が出題されるため、「書く」も測定されますが、逆に大学の個別試験では、リスニングを実施していることは稀です。

グローバル化によって、英語の4技能が求められていますが、入試では2技能のみしか測定していない、という問題点です。

まとめ

高大接続改革

グローバル社会とICTの発達に対応するため、大学入試の制度が変わります。

次回、新しい入試制度について具体的に見ていきます。

次回の記事もお楽しみに!

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