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大学受験者は減った? ~共通テストから読み取る~

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こんにちは!

トライプラス鎌取駅前校高等部の青木です。

先週、10月8日に大学入試センターが実施する、「大学入学共通テスト」の出願が締め切られました。

出願数が発表されましたので、今日はこのことについて書きたいと思います。

大学入学共通テスト

これまでもお伝えしている通り、令和3年度入試から、「大学入試センター試験」が廃止され、新しく「大学入学共通テスト」が始まります。

大学入学共通テスト

入試の名前は変わりますが、実施される時期や科目は変更ありません。

出願状況

令和3年度 大学入学共通テスト 受験者 (10月14日時点での発表)

出願総数       535,244人

 そのうち  現役生 449,789人    

       浪人生  85,455人

今年も例年通り、50万人以上が受ける試験となりました。大学入試における共通テストはやはり重要な位置づけだと思います。

出願総数は、約53万5千人。高校等卒業見込みの現役生が約45万人で、卒業者等(浪人生)が約8万5千人です。

昨年との比較

令和2年度 大学入試センター試験 受験者

出願総数       557,699人

 そのうち  現役生 452,235人

       浪人生 105,464人

昨年度の出願総数は、約55万8千人。高校等卒業見込みの現役生が約45万2千人で、卒業者等(浪人生)が約10万5千人です。

昨年度のセンター試験と、今年度の共通テストを比較すると、出願総数は今年度の方が約2万人少ないです。

内訳を見てみますと、

現役生は、約45万2千人 → 約45万人    :約2千人減

浪人生は、約10万5千人 → 約8万5千人   :約2万人減

となっています。

現役生は2千人くらいしか減っていないのに、浪人生が2万人減っているのです。

浪人生の減った分が、そのまま出願総数の減少に繋がっています。

大学の受験人数が減少?

「大学入学共通テスト」は、大学受験をするほとんどの人が受験するテストですから、共通テストの受験者の増減が、そのまま大学受験人数の増減に繋がっています。

去年度から今年度にかけては、浪人生が2万人少なくなったと言えます。

その理由はやはり「現役志向が強くなった」ことだと思います。

その要因を考えてみます。

要因① 入試制度の変更

皆さんご存知の通り、今年は大学入試改革が行われています。「大学入試センター試験」が廃止され、「大学入学共通テスト」が始まります。

この共通テスト、一言で言えば、センター試験より難しくなります。

記述式や民間の英語外部試験は導入されないことになったので、問題形式面では大きな変更はありませんが、問題傾向は大きく変わります。

これまでより「思考力・判断力・表現力」に重きを置いた問題が増え、考慮事項や文章量が多くなるため、難易度は上がると予想されているのです。

去年度の高校3年生は、浪人すると今年度新しい入試制度で受験することになります。共通テスト用の対策を積んできた現役生と同じ土俵に立つのです。共通テストへの対策が不足していると相対的に不利になるため、去年の3年生は「何としても現役で決める」と意気込んでいた人が多いかと思います。

現役思考が高まる

入試制度が変わることで、浪人生が不利になることを恐れ、現役志向が高まったのだと思います。

要因② 入学定員の厳格化の影響

以前もブログ記事として書きましたが、都心の大学は入学定員の厳格化を行っています。

現在のところ、東京都を中心とする首都圏に多くの大学が集まっています。都心にキャンパスを持つ私立大学が、入学定員を超えた多くの合格者を出してしまうと、若者が都会に集まりすぎ、地方が衰退してしまいます。地方創生の観点から、都心に若者が集まりすぎないようにするために、入学定員を厳格化しているのです。

実際のところ、この4年間で東京にメインキャンパスを持つ大学の合格者は、のべ4万人以上減っています。

合格者が減ったことで、一般入試では「受かりづらくなった」と言えます。結果として合格安全圏の大学を望む受験生が増えたり、一般入試を避けて推薦入試での入学者が増えたりしました。

まとめ

大学入学共通テストの出願総数としては、去年から約2万人減っていて、それは浪人生が約2万人減ったことに由来します。その原因として、大学入試改革や入学定員の厳格化などが挙げられ、現役志向が高まっていると言えます。

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