2020年大学入試改革情報

大学入試制度② 学校推薦型選抜1

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こんにちは!

トライプラス鎌取駅前校高等部の青木です。

2020年は大学入試改革の年です。コロナウィルスの影響で、日程など多少の変更はありますが、大学入試改革は着実に実施されています。

今年度と来年度以降の入試に向けて、改めて入試制度についてまとめます。

今回は学校推薦型選抜の指定校推薦について書こうと思います。

指定校推薦形式

大学の指定する特定の高校ごとに推薦枠が決まっている入試方式です。

例えば、明治大学が千葉南高校を指定して、「あなたの高校からは毎年優秀な生徒が入学してくるので、あなたの高校で成績が評定◯◯以上であれば、うちの大学に入れてあげます」ということです。

これは、高校と大学の間での取り決めなので、高校の校内選抜さえ勝ち抜けば、非常に高い確率で合格できます。決定時期も早く確実である反面、専願制であるため、後になって気が変わっても辞退はできません。募集枠は年によって変動する可能性があるので注意が必要です。

推薦枠

推薦枠があるかないか、学部、募集人数については、高校によって異なります。その高校の卒業生が進学した実績によって、推薦枠が設けられるからです。

指定校推薦形式

おおまかな目安として、

  早慶上智 GMARCH 日東駒専
県立千葉高校 7人 9人  
市立千葉高校 8人 15人 複数
千葉南高校   12人 22人
磯辺高校   6人 18人
土気高校     10人

上記の程度の人数が推薦枠として設けられています。

この推薦枠(学部、人数)は毎年変わる可能性があります。前年までの進学者が優秀であれば次の年から推薦枠が増えることもありますし、前年の進学者が大学を留年してしまうようなことがあると、次の年の推薦枠が消滅することもあります。

また、指定校推薦の枠があるのは、原則として私立大学のみです。

推薦基準

推薦基準は、基本的に評定平均値で定められています。

推薦基準の一例を載せます。

例 : 千葉南高校の場合(抜粋)

・明治大学 経営学部 (経営学科、会計学科、公共経営学科のうちいずれか) 1人   基準:4.0

・日本大学 経済学部2人、生産工学部9人、文理学部1人、法学部1人、理工学部2人  基準:学科により3.4~4.0

これらの基準は、大学が高校に与えているものなので、高校によって異なります。

また、大学によっては、さらに細かい基準を設けている募集枠もあります。

例 : A大学 文学部 英文学科  

     基準 評定平均値3.8以上 かつ 英語の科目が4.0以上

  : B大学 工学部 建築学科

     基準 評定平均値3.8以上 かつ 数学Ⅲ、物理基礎、物理を履修していること

  : C大学 国際学部

     基準 評定平均値3.4以上 かつ 英検準2級以上取得済み

このように、学部や学科で学習する内容と関連した科目や検定について、基準を設けている場合があります。

学校推薦型選抜(指定校推薦)の流れ

指定校推薦のおおまかな流れを書きます。以下のものは3学期制の高校を基準にしています。2学期制の高校は、日程がずれる場合がありますのでご注意ください。

7月下旬:1学期通知票配布、推薦基準公表

9月中旬:高校内 推薦入試受付開始

9月下旬:推薦判定会議(校内選抜) → 校内選抜の通過確定

11月上旬:大学に出願

11月中旬:学校推薦型選抜の入試

12月上旬:合格発表

去年までの日程として、「推薦入試は早々と進路が決まる」というイメージをお持ちの方もいるかと思います。

しかし、今年度から大学入試改革で日程が変更になったため、合格発表は12月以降になりました。

推薦の可否に影響する定期テストは7月までのものなので、一般選抜に比べれば確かに早い時期なのですが、実際の正式な合格発表は12月なので、それほど早々と決まるわけではないのです。

大学入試改革による変更点

日程の他に、大学入試改革による変更点が2つあります。

「推薦書」と「入試を実施する」ことです。

推薦書

11月の学校推薦型選抜の出願時に、「推薦書」を提出することになりました。「推薦書」は高校の担任の先生が書いてくれるものですが、校長先生の判子が押される正式な書類です。

推薦書

この「推薦書」に何を書くかというと、「思考や表現を伴う、主体的で協働的な学習の評価」を書くことになっています。

例えば、自ら行うレポート作成や、総合学習での研究発表などの活動記録です。

その中で、課題に対してどのように考え、発表したか、仲間の中でどのような役割を担ったか、ということを書くのです。

これらのことをすべて担任の先生がやってくれるというのは無理があります。担任の先生は神様ではなく、受験生のすべてを知り尽くしているわけではないですし、学校推薦型選抜を受ける担当生徒は何人もいるからです。

そうすると必然的に、生徒自身で、推薦書に書いてもらう材料を用意する必要があります。

入試を実施

従来は、9月の校内選抜を勝ち抜いたあと、10月頃に面接が行われていましたが、この面接で落とされる人はほとんどいませんでした。実質的に、校内選抜を勝ち抜けば100%合格だったのです。

しかし、大学入試改革により、学校推薦型選抜でも入試を実施することになりました。

その入試は、「大学入学共通テスト」もしくは下記の「各大学独自の評価方法」です。

大学独自の評価:小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格・検定試験の成績 等

11月に行われる入試において、小論文やプレゼンテーション等、何らかの試験が行われることになったのです。指定校推薦はこれまでの「定期テストだけ頑張ればOK!」というような制度ではなくなりました。11月にはこれらの試験が行われますので、試験対策が必要です。

ここまで、学校推薦型選抜の指定校推薦についてまとめました。

次回、学校推薦型選抜の公募推薦について書こうと思います。

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