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国語の試験の文章、誰が書いた?

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こんにちは!

トライプラス鎌取駅前校高等部の青木です。

そろそろ高校の定期テストが近づいてきましたね。2学期制の高校は9月にやる学校が多いようですが、3学期制のところは来週始まる学校が多いようです。

定期テストの国語について、よく出題される問題が「筆者について」。今日は、現代文の筆者に関してブログ記事を書こうと思います。

気にしている?筆者は誰か

当塾の生徒が模試などを受け終わったとき、私はよく生徒に次の質問をします。

「模試に出た文章は、誰が書いた文章だった?」

現代文の文章の作者

多くの生徒が、始めは「見てない、誰の文章か気にしていない」というような返答をしますが、現代文の勉強を進めたり模試を受けたりしていくうちに、答えてくれるようになります。

実際のところ、評論でも小説でも知らない作家の文であることが多いのですが、有名な評論家や作家の文章が出題されることもありますね。

筆者の情報は有力

私が文章の筆者について気にするのは、「筆者」という情報が、文章読解において有力だからです。

文章というのは人が書くものですから、当然その筆者の癖が現れています。

例えば、文章内容のジャンル、話の展開、文体や文の言い回し、読みやすさ、読みにくさ、などです。(このブログ記事は高等部担当の青木が書いていますので、この文章にも青木の癖が出ていると思いますが…)

そういった「文章の癖や性質」をあらかじめ知っている筆者だったら、試験の文章を読む前に身構えることができますよね?

つまり、筆者について事前の知識を持っていることで、問題が解きやすくなるのです。

センター試験の文章紹介

最近10年間のセンター試験で出題された文章について、その筆者・作者を紹介します。

筆者の情報が文書読解に有力
筆者の癖

センター試験では、評論と小説が出題されますので、それぞれの筆者・作者をまとめました。

出題年 評論の筆者 小説の作者
2020年 河野 哲也 原 民喜
2019年 沼野 充義 上林 暁
2018年 有本 典文・岡部 大介 井上 荒野
2017年 小林 傳司 野上 弥生子
2016年 土井 隆義 佐多 稲子
2015年 佐々木 敦 小池 昌代
2014年 齋藤 希史 岡本 かの子
2013年 小林 秀雄 牧野 信一
2012年 木村 敏 井伏 鱒二
2011年 鷲田 清一 加藤 幸子

この中で知っている人はいますか?

明治・大正期の文豪としては、野上弥生子や井伏鱒二が有名ですね。

現代の小説家の井上荒野は直木賞を受賞、加藤幸子は芥川賞を受賞しています。

評論家としては、小林秀雄が有名です。おそらく、高校で使っている教科書にも載っていると思います。(授業で扱うかどうかは別問題ですが。)

2013年の小林秀雄事件

評論家の小林秀雄は難解な文章を書くことで知られています。既存の物事や言葉について、筆者独自の観点から論じていくのですが、言葉の使い方が難しく、内容を理解するのに多くの時間を要します。

一昔前は、小林秀雄の文章が大学入試でよく出題されていたようですが、近年ではあまり見られなくなっていました。

それが2013年、センター試験で出題されたのです。評論のタイトルは『鐔』(つば)。「鐔」とは、日本刀で柄と刀身の間に挟む装具のことで、センター試験でも絵付きの注釈が入りました。現代語には「つばぜり合い」という言葉で残っていますが、剣道をやっている人か、日本刀が好きな人でないと知らない言葉でしょうか。注釈を入れないと分からないような物について論じる文章でしたが、内容が難しいものでした。

刀の鍔

案の定、受験生は苦労したようで、この年、センター試験の国語の平均点が過去最低を更新しました。

もし、小林秀雄の文章が難解だと知っていれば、センター試験の評論に対する時間配分などを工夫できたかと思います。このように、筆者・作者について情報があると、解きやすさは変わってくるのです。

評論で頻出なのはこの人!

近年の大学入試で、よく出題されているのは、

鷲田清一さん

の文章です。

上記のように、センター試験では2011年で出題がありますが、毎年どこかの大学入試で出題されています。

鷲田清一さんは哲学者で、倫理学、現象学について多くの著書があります。特に大学入試の題材としては、「身体」をどのように捉え、どのように考えるか、というテーマの文章が多いと思います。

現代文の問題を解くことに慣れてくると、筆者の名前を見なくても、「この文章は鷲田さんの文章だな。」と分かることもあります。それくらい多く出題されています。

まとめ

現代文の文章には、筆者・作者の癖が現れています。文章を読み始める前に筆者を確認しておくと、文章が読みやすくなることもあるので、ぜひ文章の筆者に注目してみましょう!

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