2020年大学入試改革情報

共通テスト分析① 英語リーディング2021

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こんにちは!

トライプラス鎌取駅前校高等部の青木です。

先日の1月16日、17日に初実施となる大学入学共通テストが行われました。

去年まで実施されていたセンター試験に替わり、今年から新しく実施されたテストです。

新しい入試制度となったことで、問題傾向が大きく変わりました。

そこで、来年度受験する生徒のために、本年度の共通テストの分析とアドバイスを行います!

今回は英語のリーディングです。

大学入試共通テスト英語リーディング

大問構成

大問数はセンター試験と同様の6問ですが、その問題の中身は大きく変わりました。

大問1 A:読解  メッセージ 4点
B:読解  ウェブサイト 6点
大問2 A:読解  データとコメント 10点
  B:読解  電子メール 10点
大問3 A:読解  ウェブサイト 6点
  B:読解  通信文 9点
大問4   読解  電子メール 16点
大問5   読解  レポート文章 15点
大問6 A:読解  説明文 12点
B:読解  説明文 12点

これまでのセンター試験では、大問1が発音、大問2が文法、大問3が短文読解で、大問4~6が長文読解でした。

長文読解

共通テストでは、発音や文法問題がなくなり、大問1~6がすべて読解問題となっています。

ただし、これは急に行われた変更ではなく、平成29年度、30年度に行われた試行調査(プレテスト)でも同様の形式で出題されています。

また、今年度に実施されていた河合塾、駿台予備校などの模試でも、同様の形式で出題されていました。

各大問の分析

大問1 設問分析

A、Bの2つの文章読解です。

Aは、スマホのメッセージの読み取りで、新傾向の問題です。単語や英文は易しめですが、会話の流れから次の行動を予測する設問がありました。

Bは、ウェブサイト(広告)の読み取りで、従来の大問4に近い問題でした。「ミュージシャンのファンクラブ」に関するもので、入会手続きや会員特典についての設問でした。解答に必要な情報をすばやく探せるかが鍵となります。

大問2 設問分析

A、Bの2つの文章読解です。

Aは、「バンドコンペ」のスコア結果とジャッジの講評が示され、問いに当てはまるものを選ぶ形式でした。試行調査でも出題された、事実と意見を区別して答える問題も出題されています。

スコア結果とジャッジの講評の両方を総合的に判断しなければならず、複雑な設問でした。

概要を示すと、総合順位を決める設問として、下のことが表で示されています。

  パフォーマンス 歌唱力 独自性 合計点
Aチーム 3.9 4.6 5.0 13.5
Bチーム 4.9 4.4 4.2 13.5
Cチーム 3.9 4.9 4.7 13.5

その上で、

総合評価「ジャッジの私、レイさん、ウェルズさんは、バンドにはパフォーマンスが最重要だと考えている。すると1位は決まる。次に、歌唱力よりも独自性を重視するというウェルズさんの意見に賛成だ。」

というジャッジの講評から、答えを選ぶものでした。

Bは、メールの読み取りで、「校則に関する生徒と先生のやり取り」でした。メール形式はセンター試験でも出題されていますが、意見を補強する予測の選択肢を選ぶものは新傾向です。

電子メールの読み取りに関する問題

単語や英文は易しめですが、Aと同様に事実なのか意見なのかを的確に判断する必要があります。

大問3 設問分析

A、Bの2つの文章読解です。

Aは、旅行に関するウェブサイトのQ&Aを参照し、問いに答える問題でした。文章の内容を丁寧に読まなければ解けない問題もありました。

Bは、学校のニュースレターの「ボランティア募集」の記事の読み取りでした。記事内の出来事を時系列順に並び替えるものが出題されました。

大問4 設問分析

メールの文面と資料の読解問題です。

これは、従来の「図表の読み取り」と「広告の読み取り」を融合させたような設問でした。

姉妹校から来校する学生をもてなすイベントのスケジュールを決める内容です。

バスの時刻表や、水族館の混雑具合を示すグラフなどが示され、そこからメールの文章を元に最適なプランを選ぶ設問でした。複数の資料を見比べながら、適切な情報を見つける必要があります。

大問5 設問分析

プレゼンの準備のためのレポート文章という形でしたが、実際の英文の内容は、物語文に近い内容でした。

農場から買い取った仔牛に、馬のような芸を教えた女性についての文章です。

試行調査でも出題された、出来事を時系列順に並び替える問題が出題されました。また、プレゼンテーションのスライドの空所を当てはめる問題、複数選択肢を選ぶ問題、登場人物を整理する問題など、新傾向の問題が多く出題されました。

実際、この文章の中では、ポニーをもらってレオンと名付け、309番と呼ばれた仔牛を買い取ってアストンと名付ける、というように、登場人物の名前や指示語が変わっていくため、丁寧に読まなければいけないものでした。

大問6 設問分析

A、Bの2つの文章読解です。

Aは、「アイスホッケーの安全対策」に関する文章読解で、ポスターの空欄を埋める問題が出されました。文章全体や各段落の内容をきちんと把握すればそれほど難しくない形式でした。

Bは、「甘味料」についての文章読解でした。図表中の項目を埋める問題があり、これは従来の大問4での形式に近いものです。

ここまで、共通テストの英語リーディングについて、大問ごとに設問分析を行いました。

次回の記事で、総評と次年度に向けたアドバイスを書きたいと思います。

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